2023.1.21 松本一哉『無常』リリースツアー ライブ

先日のDOMMUNEでも4時間ブチ抜きプログラムが配信された、サウンドアーティスト・松本一哉さん。アンビエント名門レーベルのSPEKKからリリースされた3rdアルバム「無常」を引っ提げての全国ツアー真っ最中です!

栃木・鹿沼市にあるCenterでは、パフォーマンスユニット・バストリオ主宰の今野裕一郎さんが松本さんに同行し、知床まで流氷の音を録音しに行った旅の過程を記録したドキュメンタリー映画「UTURU」も上映されます。

上映&ライブは全国ツアーの中でも貴重な機会です!1月の鹿沼よりも凍える静謐な映像を観ながら、音の世界へと誘われましょう。先着でこたつ席もご用意してます。ご来場お待ちしております。

We will held the screening and live performance event of Kazuya Matsumoto & Yuichiro Konno on Jan 21.

松本一哉3rd「無常」リリースツアー
今野裕一郎映画「UTURU」上映+松本一哉ライブ企画
1/21(土) 開場18:00 / 開演18:30
出演:松本一哉、今野裕一郎
予約2500円 / 当日3000円 ※中学生以下無料
予約:info@center-kanuma.net もしくはDMやCenter店頭にて、お名前・ご予約人数・電話番号をお知らせください。

「無常」について
2022年11月11日に、5年ぶり、3枚目となる音源「無常」をSPEKK からリリースします。
今作「無常」は、氷をテーマとした作品となっていまして、2014年から2022年までの9年の歳月をかけて制作しました。リサーチを含めると10年以上になります。凍結した湖や流氷などが起こす音と共に、本来楽器ではないモノなどを使用し即興で1発録音をしたり、色々な仕掛けを用いて環境そのものに働きかけて録音した作品です。

本作は2枚組になっていまして、disc1は氷上で起こる事との演奏や働きかけを基にし、disc2はハイドロフォンを使用し氷下で起こっていた事との演奏や働きかけを基にした作品構成になっています。

ダウンロード版ではなく盤で購入していただくと、32ページあるブックレットには、どういう音と向き合ってきたのかや、作品完成までの経緯のテキストを掲載しています。1曲1曲の解説は載せたくありませんでしたので記載しませんでしたので、映画監督の今野裕一郎くんが撮影してくれた動画が見られるQRコードが付いています。どういう環境下で録音制作していたのかを見てもらい、音源を聞いていただけたらと思います。また、私が録音の合間などに撮影した写真が複数枚掲載されています。

願わくば、中低域のしっかり鳴るスピーカー、それが難しければヘッドフォンで聴いてもらいたいです。大変かもしれませんが、私の向き合ってきた音の態度と同じく、長い時間をかけて音と向き合って、何度も何度も繰り返し、末長く愛聴してもらえたら、嬉しいなぁ。


松本一哉

Bandcamp
https://naturebliss.bandcamp.com/album/mujo-kk039

「無常」トレイラー / YouTube


松本一哉
音楽家・サウンドアーティスト・ドラマー
打楽器奏者の経験と、環境音との音源制作で培った音を鳴らす・聴く経験を基に、環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体・装置など、本来楽器では無いモノも用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と環境音との境界線を無くしていき、そこでしか起こらない音から、日常の聴き慣れた事象に新たな切り口を与え、音に没入させる即興表現を追究している。

これまでに「水のかたち (2015)」「落ちる散る満ちる (2017)」「無常 (2022)」の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。

偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、映画・映像作品・舞台公演・商業施設への楽曲制作、全都道府県演奏ツアー、コロナ禍にライブ公演を行わず人に会いに行く事を目的に企画した「人の音を聴きに行くツアー」、空間展示、サウンドインスタレーション、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示、今野裕一郎が主宰するパフォーマンスユニット「バストリオ」との企画や公演に参加や、2021年から北海道知床で開催されている「葦の芸術原野祭」の立ち上げから実行委委員として参加するなど、音による表現を軸に活動を展開している。

Musician, sound artist, drummer.
With the percussionist background, Matsumoto uses his experience through playing and listening to environmental sounds, using non instrumental objects such as found objects, nature, body and devices for various sound expressions.
He aims to break the boundaries between his output and the surrounding environmental sounds to explore deep listening improvisation expressions.

今野裕一郎 Yuichiro Konno
1981年生まれ。バストリオ主宰、映画監督、演劇作家。横浜国立大学経済学部を中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。大学在学中にはドキュメンタリー映画監督の佐藤真に師事。ドキュメンタリー映画の制作を行う。劇映画の監督としても活動しており、初の劇場公開長編映画となる「ハロー、スーパーノヴァ」は池袋シネマ・ロサやドイツ・フランクフルトの映画祭で公開された。演劇界では宮沢章夫が主宰する遊園地再生事業団で2本の作品に映像・出演で参加。バストリオを2010年に立ち上げ以降、次々と作品を発表してきた。
a director of the performing unit The Busstrio, also a film director and playwright, was born in 1981. In 2000, admitted to the Department of Economics, Yokohama National University. In 2007, graduated from the Department of films and performing arts, Kyoto University of Art and Design.

ツアー日程
http://www.horhythm.com/portfolio_item/mujo-tour

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